うつ病の人の前で暗い顔を見せないように、
無理に笑顔でふるまったり、
元気そうにみせたりと、努力をしている人もいるでしょう。
それでも、いつもいつも自分だけ頑張り続けるのには限界があります。
そんな時は外へ出て、友人に会ってグチを言ったり
同じ立場の家族に相談することで、心をリフレッシュさせましょう。
「家で苦しんでいる人がいるのに、自分だけ楽しんだら悪い」と考える人もいますが、
ずっと家にいて、病人と一緒にいることが最善のことだとは言えません。
うつ病は一日中看病の必要な病気ではないのですから。
家族がひとりで奮闘することだけが愛情ではありません。
それでは共倒れの危険性もでてきてしまいます。
支える家族が健康でいられないと、うつ病の患者を守ることができなくなります。
しっかりとした知識を持って、周囲の協力を得れば、うつ病の家族を支えていくことができます。
これから長い療養生活になることを覚悟し、周りの人に応援を頼むようにしましょう。
兄弟・友人にも応援してもらう
うつ病のケアは、一人で抱え込むには荷が重過ぎます。
一人だけで対応していれば、いつか疲れきってしまい、共倒れになる危険があります。
うつ病のケアが自分だけでは辛いと思ったら、
恥ずかしいなどとは思わずに、信頼できる親戚や兄弟などに相談してみましょう。
つまり、信頼できる人たちとチームワークで対応するのです。
しかし、親戚や親友ではあっても、
うつ病に対して偏見を持っているような人には話してはいけません。
もしそういう人が周囲にいるならば、その人たちから、どうガードするかも考える必要があります。
職場にも伝える
家族がうつ病になったとしても、自分の職場の人には言いにくいものがあります。
しかし、いずれ看病のために早退や遅刻が続くことになり、不審がられてしまいます。
逆に、会社に伝えておくことで、家族の看病のために有給休暇を取りやすくなるでしょう。
現代は10人に1人はうつ病になると言われている時代です。
家族がうつ病だということは、決して恥ずかしいことではありません。