家族の方だけは優しく接してあげてください

私はうつ病を発症して二十年以上になりますが、

この間に職場や地域、親戚、あげくは医師からも

言葉の暴力を受けて何度も病状を悪化させてきました。

 

そんな中でも私が一番傷ついたのは家族からの暴言や強制でした。

そこで今回は自分の経験から家族がうつ病を発症したときの接し方について書いてみたいと思います。

 

 


1.自分の価値観を押しつけないでください。

私が発症した当初両親は、自分の子供が”精神病”を患ったという事実を

かたくなに受け入れようとしませんでした。

「精神病は心の弱い者が掛かるもの。弱い家系の人間が掛かるもの。

我が家からそんな人間が出るはずがない。」

というのが彼らの主張でした。

 

彼らがまず取った行動は主治医のところに怒鳴り込んで行って誤診であると認めさせることでした。

しかし主治医がそれを認めようとしなかったので、次に矛先を向けたのが処方薬でした。

私が寝ている間に処方された薬をすべて捨ててしまった上に、

精神をたたき直すと言って知り合いの武闘家を家に招き入れて私に説教させました。

 

それでも私が改善しないと最後は責任感を植え付けると言って、住宅まで買わせようとしました。

しかしそんなことでうつ病が治るわけもなく、私の病状は悪化する一方でした。

 

ですからもし皆さんのご家族がうつ病を発症しても

決して弱い者だけが掛かる病気などと怒鳴りつけたりしないでください。

 

 

2.ときには”頑張れ!”もいいんですよ

うつ病患者に”頑張れ!”は絶対禁句だということはよく知られています。

患者は日々自死願望と戦って生きているだけで充分頑張っているのです。

その上にこれ以上頑張れと言われるとまるで自分の頑張りが足りないと余計に苦しみます。

ですから周りが頑張れ!ということは禁句なのです。

 

ただ、これが愛情と信頼のある家族の発言になると話は変わってきます。

回復期に限ったことですが、うつ病を患っているとどうしても臆病になってしまいます。

それは今まで行くことの出来たお店や電車に乗ることですら恐ろしくて出来なくなってしまうこともあります。

 

特に長期休養をしていると外との距離が広がってしまって、

人混みに出ることすらとてもハードルが高くなってしまいます。

しかし社会復帰をするためにはどうしてもハードルを越えなければいけない場面が出てきます。

そんなときに、「大丈夫だよ。頑張れ。」と優しく言ってあげると、

患者は後押しされる気分になってハードルを越える勇気が出ることもあります。

 

ただし、それは優しく後を押すだけで、決して無理強いであってはいけません。

そして、”大丈夫”の一言は絶対加えてあげてください。



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