私の彼女はうつ病でした。
彼女が会社を辞めた頃から起こりました。
そこからは、長い間2人の本当の向き合い方を考えた時期だったように思います。
彼女に対してどう接したらよいのか?悩みました。
症状としては、手首のリストカットや全身に傷をつけるなど、悲しくなるものばかりでした。
そのうち、同じようなうわ言を繰り返すようになったりと、私自身も酷く悩みました。
彼女自身が会社を辞めた以外に、何か原因はないのだろうか?
自分にも彼女を苦しめてしまったことは無いのだろうか?
そうした原因を見つけ出し、接し方を考えていったのです。
先ず、彼女の心の中にあるのは不安な気持ちです。
それは彼女自身が会社を辞めた以外に、私の出張でした。
私が出張を繰り返す事で、彼女の中に浮気を疑う気持ちが芽生えたのです。
そうした不安要素から、次第に彼女は無気力にもなっていきました。
そんな時、頑張ろうとか早く良くなろう的な言葉をかけていました。
しかし、これはうつを患う人には逆効果です。
そうした時、彼女が楽になるのは何もしなくていい、
ゆっくりしてていいなど無理をさせない事だと理解してきました。
そうして、彼女の心に余裕を作ってあげる、それこそが立ち直る近道だとわかりました。
それでも、毎日の3時間近い電話を繰り返す日々は続いたりもしました。
しかし、向き合うのです。
例えば、体の骨が折れているのに、無視して歩く事は出来ません。
心の病気も同じ事です。
完治してゆくまで、支えていかなければなりません。
時には、わがままに見えて疲れきった時もありました。
しかし、これは心の病気なので仕方ありません。
うつになると、生活のリズムが崩れていきます。
彼女の肌はボロボロになり、大変でした。
なので、昼間に起きて、夜寝るサイクルをしてもらいたいと思い、読書を進めたりしました。
無理をして何かをさせない、それだけは自分の中で肝に命じていました。
スマホをいじる、パソコンを長時間やる事でも、さらに彼女のうつ病を追い込む危険性があると思っていました。
とにかく、頑張れは言わないように。
そうした、努力の甲斐もあり、少しづつ彼女が変化をしていきました。
自ら行動を起こして、何かをはじめようとしました。
彼女は、精神科にも行き、病気の自分と向き合い始めたのです。
うつ病は治るまでに時間がかかりますし、自分もうつになる可能性もあります。
しかし、信じてゆっくりと病気と向き合えばきっと、光はみえてくると思います。
家族やご友人など、身近な大切な人がうつになった時、時間をかけて支えてあげて下さい。