うつ病というのは明るい人でも健康な人でも関係なく発症してしまうものです。
ですから頑張れと言った言葉をかけて励ますことで接するのではなく、
間接的に楽しい気分になれるように接することというのもとても大事です。
うつ病の方には、励ましの言葉すら負担になってしまい、余計症状が悪化してしまうこともあるからです。
ですから、その人に向けてストレートに楽しいことを進めるのではなく、
何気ない他の人との会話などから楽しくなれるものをすすめてみましょう。
特に女性は仕事帰りにちょっと友達と待ち合わせしたり、
習い事にいったりする予定があると憂鬱な仕事中も頑張れるものですから、
まずはこうした小さな楽しみにうつ病の方を誘ってみても良いでしょう。
また、出かける先が目新しいお店だったり新鮮さがあるお店だと気持ちもワクワクしてきます。
良いお店でも毎回同じお店ばかりではつまらない、なんてこともありますから、
その人の行動範囲にあわせて新しいお店を見つけてあげるとよいです。
また、うつ病の方には会話で接するのではなく、
味覚や臭覚といった感覚を利用して接してみても良いです。
例えば、洗濯をする時、良い香りがあるとお洗濯も楽しい気分になれるものです。
特に香りにこだわりがないというような人であっても
良い香りに包まれることで乙女チックな気分になれるでしょう。
特に子供の頃大好きだったシンプルな石鹸の香りは、
自分の中の少女の心を呼び覚ましてくれるでしょう。
香りや商品パッケージが良いからと言ってうつの症状がなくなるわけではないですが、
良い香りで気持ちも楽しくなることで、少し贅沢な気分を味わうことができるものです。
接し方がわからない時はそういったポジティブな気持ちになれる製品を利用して
症状を和らげていくというのも良いです。
また、味覚を豊かにしてくれる美味しい料理も、
視覚を豊かにしてくれる綺麗な夜景があればなおさら美味しく感じられるものです。
ですからうつ病の方と美味しい料理を楽しむ予定があるのであれば
景色にもこだわりを持ってみると良いでしょう。
景色が美しい状態であればロマンチックな感じにもなりますし、
とても楽しい気分にもなれるでしょう。
外食する時にお気に入りの料理だけでなく場所にもこだわることで
相手の気持ちを掴むこともできるものです。
うつ病の方であっても、人間の持つ味覚、臭覚などといった5感は異常なく働くのですから、
そういった五感に訴えて接していくのも良いでしょう。