この対処法は、発病して多少落ち着き始めて、
次のステップに入る(日常生活を取り戻す)方に有効な方法です。
症状初期の場合は当てはまりませんのでご注意ください。
初期症状の場合は、一番の特効薬は接しないことが一番です。
うつ病は脳が疲れ切っている状態ですので、
本人がリラックスし、何も考えず休養することが最短回復への道となります。
最低限の部分だけ接してあげて、あとは本人の自由にさせておくのが一番です。
さて、本題のアドバイスですが、単純に言えば何も気にすることはありません。
普通に接してあげれば、それがうつ病の方への一番の親切な行為になります。
「ダメだ」とかいう否定的な言葉や「がんばれ」という言葉をかけてはいけません等、
色々な情報が出回っていますが、うつ病の人は他の人より心がナイーブです、
またはそうだったからうつ病に罹患してしまったのです。
ということは、人の心を気遣うことに長けている方なのです。
気を使って話していると、当然相手は気づきます。
そちらの方が相手にプレッシャーを与えてしまい、余計問題です。
確かに、「ダメだ」と言われて本人が必要以上に落ち込むこともあります。
「がんばれ」と言われてもこれ以上どう頑張ればいいんだよと本人が落ち込むことも事実です。
しかし、あなたの努力、行動は分かっている。
だからこうしたらいいのではないか、と理論的に説明すれば、本人もわかってくれます。
「あなたの事は分かっている」という言葉は言葉にしないでうなずくなど、
行動で示してあげれば相手も安心します。
これは、うつ病の方に接する時のみならず、通常の人間関係の中でも有効な方法です。
肯定から入り否定するという方法です。
ネットで先のようなことが参考意見が出てくるということは、現代の人間関係に問題が出てきているのです。
普通に知っている人、友人など大切な人との接し方がおかしくなってきているのです。
それで、参考意見のように、文字として起こして注意喚起してあげないといけなくなってきているのです。
うつ病にかかった人が、特別だったわけではありません。
接する方も特別な人間ではありません。
人間として、常識範囲で相手を気遣いながら話をしていれば、
多少の行き過ぎた発言であろうと、うつ病の方は受け止めてくれます。
そして、それくらいの刺激をこの時期に受けていないと社会復帰した時に、
ストレス環境ゼロから100の世界へ飛び込むことになり、再度再発してしまう可能性が高くなります。
そのかわり、言い過ぎた時には必ずフォローはしてあげてください。
それはその方の表情を見ていればわかると思います。
これがわからない人は、外から見守る程度に抑えてください。