うつ病を患う人は年々増加の一途をだどり、
うつ病予備軍である場合も含めると相当数の人々がうつ病に苦しんでいます。
もし家族がうつ病になった際に、3つの取り組むことをお伝えしていきます。
・安心感を与える
大前提として、うつ病で苦しむ人にどうすれば安心してもらえるかを考え、接することが必要になります。
多くの場合、過度なストレスによりうつ病は引き起こされ、日常生活が困難になっていきます。
困難になる最も大きな理由は、安心できないことです。
不安な感情に支配され、自身ではコントロールできなくなった時に、症状が発症し、悪化していきます。
なにかの行動を促すのではなく、自分が味方であることを伝え、
無理して安心してもらえるコミュニケーションを心がけましょう。
間違っても、
「◯◯すべき。」や
「◯◯しなくてはならない。」
「お前はだめだ。」
といった言葉を高圧的に用いてはいけません。
事態は好転していくばかりか悪化の一途を辿ってしまうでしょう。
・うつ病に関する情報収集を行う
正確な情報を収集し、実践することも必要となってきます。
どのような方法が有効で、効果的かを知り、実践していくのです。
病院や医療関連のメディアから情報を獲得したり、
実際にうつ病になり、回復したケースが記載されている情報に触れることも有効でしょう。
書籍化・映画化された「ツレがうつになりまして」等は、
うつ病に至る経緯とその解決までのプロセスがわかりやすく、
情報収集のファーストステップとしてオススメです。
・呼吸を整える
意外に知られていない情報ですが、呼吸をゆっくりにするだけで、
落ち着きを取り戻し、健康に近づく有効な一助となります。
試しに、今この記事を読んでいる方も、
4秒吸って、8秒かけて吐くというのを5回繰り返し、合計1分間取り組んでみて下さい。
普段の呼吸が浅い人ほどその効果を強く実感できるはずです。
うつ病になる方は高確率で呼吸が浅く、心拍数が早くなり、
落ち着きがない状態になっていることが多いです。
一緒にタイマーを図り、呼吸を整えるということを試すことは、
健康に近づく一歩となり、習慣化することができれば、
自分を客観視し、落ち着きと取り戻すための有効な手段となります。
また、一緒に取り組むことで相手との結びつきも強まり、関係性がより深いものとなるでしょう。
共通体験と相手を思う気持ちは安心につながる大切な要素です。
様々な方法を試しながら、一人でも多くの人が健康に幸せになることを願っています。