見た目はまったく異常がみられず、他人から「ナマケモノ」と思われてしまう、うつ病です。
結構軽い気持ちで言ったのにとか、そういう意味で言ったわけじゃないんだけど
と他人とのコミュニケーションがなかなか難しいのが特徴です。
腕を切ったとか、傷跡があるってものでもないので
一緒にいるとつい「健常者」と同じ目線で話してしまう事が多いですよね。
「うつ病患者さん」はそこが1番きついのです。
常に「病気」という事を頭にいれておいて欲しいと思います。
「怠けている訳ではなく、身体が動かない」のです。
気持ちは「動かなければいけない」と思っていても動かない時もあります。
また言葉の受け違いで「うつ病」は考え込んでしまうのです。
「じゃあ、自分はいらないんだ」とか「邪魔なんだ」とマイナス面にしか思考がいきません。
「自分はこんなに頑張っているのに、健常者の人だともっと動いて・働いている訳?」と自分を責めます。
常に自己否定してしまいがちです。
「もっと頑張らねば」と思っている「うつ病」の方は沢山いらっしゃると思います。
そこに「もっと頑張れよ!しっかりしろよ」と激励の言葉を受けると
「やっぱりまだまだ駄目なんだ。これじゃ不足なんだ」と自分を追い込んでいってしまいます。
何気ない言葉でも「うつ病」であるという事を頭のすみっこでいいのでおいておいてください。
で話す時は「うんうん・・マイペースでいいよ」とか
「今の感じでお願いします」と少し言葉使いを変えてみてください。
自分も心に余裕を持って、相手にもそれが伝わるように接したらいいと思います。
自分の気持ちに余裕がもてない時は、言葉でなくともいいです
「肩」をポンと叩くとか、「背中」をそっと押してあげる、そんな行動でも嬉しいものです。
難しく考えずに接してください。
言葉が全てではないのです。
さりげない動作・行動でも十分伝わります。
「落ち込んでいるな」って思ったら頭をそっとなでてあげる、「何かあったの?」と聞いてあげてください。
「うつ病」の方は話を聞いてもらうだけで、心が落ち着きます。
「うんうん・・そうか・・うんうん」でいいのです。
これ傾聴と言いますが、「うつ病」の方はそれだけで安心感を持つことができるのです。
言葉だけが全てじゃない・・相手の話を聞いてあげる事
「でもさぁ~」とか話を途切れさせないで最後までうなづくだけでいいのです。
是非やってみてください。特別な病気ではありません。
ただ人より感受性が強いだけなのです。
「肩」を叩いて笑ってあげて見て下さい。
そこからまた親交を深める事ができるのです。