うつ病を経験しました。
実際には摂食障害(拒食・過食嘔吐両方)との併発でしたが、
病院でうつも併発しているとの診断を受けました。
その中でありがたかった対応をお伝えしていきます。
①否定しない
②一人になる時間を与える
③手を繋ぐ等スキンシップをする
④こちら(うつ患者)ペースに巻き込まれない
①否定しない
うつの人は傷つき、自分を責めすぎている精神状態です。
たとえなかなか行動が起こせなかったり、仕事ができなかったとしてもあせらせないようにしましょう。
回復するかどうか、これからどうするのかは本人の問題であり、
自分で考えて答えを出していくべきことでそれには時間がかかります。
今の状態を認めて、彼らができていない点・だめな点を数えるのはやめてできることを数えていきましょう。
彼らは休み方がわからず頑張ってきたから今これまでの分の休みを取り返しているところなのです。
②一人になる時間を与える
彼らは人の愛情や助けを求めています。
しかし、その思いが強すぎて愛情飢餓状態となっています。
そのため、自分と接する人が愛情に愛情をかけてほしいという期待は莫大なものです。
期待が大きければ大きいほど、もらえなかったと感じたときの落ち込みは大きいです。
そしてささいなことで傷つきます。
傷つくとその感情をうまく処理できないので八つ当たりを受けたり、
どちらかが我慢するような苦しい関係になっていきます。
そんなとき、彼らを一人にしてあげてください。
③手を繋ぐ等スキンシップをする
これは認知症の人などにも有効です。人に触れてもらうと安心します。
マッサージや握手、背中をさするなど、親愛の表現をスキンシップで表してみると
言葉ではすれ違っていた愛情表現やコミュニケーションも改善の一歩になります。
シンプルにいたわりのきもち、回復を願う気持ちでこちらのぬくもりを送り込んであげましょう。
④うつ病患者のペースに飲まれない
うつ病の人にどう接したらいいかと考える人はやさしい人です。
しかし、彼らにあまり入れ込みすぎないでください。
患者は自分の苦しみをわかってほしくて、同情して欲しくて迫ってきます。
でも決してそのペースにならないでください。
支援者自身も息抜きをするために、患者と接しない時間を多く用意したり健康な仲間と繋がって、
リフレッシュする場や逃げ場をしっかり確保してください。
最終的には患者も独り立ちして助けをもらわなくてもある程度生きていけるようになっていくべきなのです。
以上の4点を、経験を踏まえてお伝えしました。
適切な距離感で接してあげましょう。