落ち込んでいるばかりではありません

うつ病の患者への偏見として、

「ずっと落ち込んでいて話もできずにふさぎ込んでいる」

と思われているようですが、実際にはそうではありません。

 

特に一定の休養を取って回復期に入ってくると、人と話したくて仕方がない時期があります。

そんなときに周りが話しかけてもスルーされたりすると、今度は本当に落ち込んで立ち直れなくなります。

 

つじつまが合わない話をしていたら、引いてしまうことも仕方がないのですが、

普段の世間話をしているだけなら普通に聞いてほしいのです。

酔っ払いの話を聞き流すのと同じと考えてもらっても構いません。

職場や家族に話をスルーされることは本当に辛くなってしまうものです。

 

ただし、たまに薬の効き過ぎからくる躁状態に陥ることがあります。

このときは本人は気分がよくなって話し続けるので周りも苦痛ですからそれなりの対応が必要となります。

 

私の職場でも出張中に躁状態になってしまって、

夜の十時にホテルの全員の部屋に電話を掛けてロビーに集合させた上で

新規の事業計画やらを数時間話し続けられて困ったことがありました。

私の場合夜中まで何本も映画のDVDを見続けたこともあります。

 

家族は元より職場でうつ病を患っている方が、

元気すぎる行動や発言をし始めた場合は対応に注意する必要があります。

 

それはそもそも双極性障害で躁状態になっている訳ではないので、

「様子がおかしいですよ」などと本人に言ってしまうと

そこから急にうつ状態になってしまうことがよくあります。

もしそのような事態になったときには職場ならご家族に連絡を取ってあげてください。

ご家族なら主治医の指示を仰いで病院に連れて行って処方を調整してあげてください。

 

私は一患者で医師ではないので正確な説明かどうかわかりませんが、

抗うつ薬や精神安定剤と呼ばれるものはマイナスの精神状態を上げるものだと考えています。

 

人の気分や体調は一定ではないので、マイナス状態が大きいときもあれば小さい状態のときもあります。

しかし処方される薬の量は診察時の判断でなされる場合がほとんどです。

仮に通院時にマイナス状態が大きく多量に処方された人が、

マイナス状態が小さいときに同じ量を飲むとプラスになってしまいます。

本人としてはプラス状態の方が気分がいいのですが、

それは薬によってなった気分の良さなのである種のハイ状態になってしまうことがあります。

 

私の経験からはうつ状態よりもこのハイ状態の方が思い返せば怖かったです。

赤信号を突っ切ったり知らない人にも話しかけたりしました。

ご家族や職場にうつ病の方がおられて話しかけられたら基本的には普通に接してあげてください。

ただし、その内容に違和感を感じたらすぐに対応してあげてください。

そちらの方が危険な場合があります。



うつ病の人への接し方 関連記事


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL