確かに、落ち込むことの多い人生をおくってきたけれども、
自分のことを肯定できずに生き苦しい時期も多かったけれども、
まさか自分が鬱病、それも鬱病とは別の躁鬱病にかかっているとは思ってもいませんでした。
30代も半ばを過ぎて発症し、判明したのです。
もうちょっと早く気づいて医者にかかっておれば、防げた数々の大損失があります。
(経済的損失・社会的損失その他もろもろ)
鬱病は、心の風邪とも言われ、休養と薬の服用で治る可能性があります。
躁鬱病はさらに厄介で、躁状態の時に起こした事の重大さに気づいて、後に激鬱状態に陥ることも多いです。
鬱状態であることは、鬱病も躁鬱病も変わらないため、鬱状態がどのようなものか、どうすれば希望が見えるのか、
自分なりに考察した内容をまとめてみたいと思います。
まず、鬱状態の酷いときは、ベッドから動くことができず、布団が大好きになります。
自律神経も麻痺してくるので、排便反射が起こらず、水分摂取を怠ると酷い便秘になります。
腸は第二の脳と呼ばれており、鬱病を腸内環境の改善で治したという人もいるそうですから、
周りの人は、まず鬱病の人が、
毎日順調に排便ができているか?
水分を十分に摂っているか?
便秘になりやすい食生活を送っていないか?
(納豆、味噌汁、野菜、海藻類、食物繊維の多い根菜類、ヨーグルトなど、
腸によさそうなものをしっかり摂れているか?)
吹き出物、ニキビなど出来ていないか?
(わたしは甘いお菓子や菓子パン、ジャンクフードを過食し、
顔中吹き出物だらけになりました)
急にお腹がぽっこりと出てきていないか?
など、毎日その人の体をしっかり見てあげることです。
腸内環境がよくなれば、ずいぶん気持ちもスッキリします。
わたしは、自分で摘出しなければ排便できないほどの酷い便秘になりました。
副作用の少ない酸化マグネシウム(薬局で売っています)と、塩を少し入れた白湯をこまめに飲むこと、
食生活の改善、腹部マッサージ、座薬などで何とか軽減させました。
松本明子さんというタレントがいらっしゃいますが、
彼女も酷い便秘で、胃から肛門にかけて、何と4キロもの便秘があったそうです。
医者にかかっても、善玉菌の多い食生活、運動、
トイレに一定時間座る、おなかをねじる、朝に水の一気飲み…
などを言われただけだったそうです。
結局、地道な毎日の努力が人間生活を営むのには必要ということです。
鬱になると、そういった当たり前のことが億劫になります。
なぜ、毎日お風呂に入って、歯磨きしないといけないのか?
体が臭くなるのはわかっているけれども、億劫感が勝って、だんだんどうでもよくなって、
今までそれが出来ていたのはすごいことだったんだなって、過去の自分と比較して、落ち込んだりします。
昔の元気な自分を知っている人がいることはありがたいことです。
が、元気なときはたくさんの人が寄ってきますが、鬱状態が長引くと、次第に人は去っていきます。
最初は同情し、話を聞いてくれますが、次第に聞きたくもない、見たくもないと忌避するかのように…。
人が去っていくことは、哀しいことです。
わたしもほとんどの友達を無くしました。
本当に困ったとき、傍にいてくれる人こそが本当の愛する人です。
それは家族かもしれません。
鬱になってはじめて、家族の存在がどんなに大切か、身に沁みてわかると思います。
そして、家族が居なくなったら、いったいどうやって生きていけばよいのか、
絶望感に陥るのも鬱症状の1つです。
絶望に浸っている本人には、それは鬱という病気の「症状」である、ということを説明してあげてほしいと思います。
今は何の希望がなくても、生きていくのがつらくても、それはそういう時期であって、
脳がストッパーをかけている状態であると。
話が長くなりましたが、とにかくまずは、第二の脳である、「腸」の状態を見てあげてください。