私は、新卒で不動産会社に入社することになり、忙しい日々を送っていたのですが、
職場での圧力や長時間・無休労働により、わずか半年過ぎたころにうつ病になってしまいました。
当時はベッドから起き上がることもできず、電話もままならない状態でした。
急に仕事に行かなくなったので、親が私に対して「なんで会社に行かないの?」
と怒りをぶちまけてきたりと家にも居場所がありませんでした。
うつ病=怠け・甘えだと考えていたのでしょうか、
私の親はうつ病に対しての理解を得られなかったのです。
そんななか、友人が私を外に連れ出してくれ、
病院や気分転換に遊びに連れ出してくれました。
最初は外に出ると発作が出て、感情も自分でコントロールできる状態ではなかったので、
友人にたくさん迷惑かけてしまいました。
そのうえ新卒だったのに半年でうつ病になり、仕事を休まざるを得なかった私は、
自分自身を許せませんでした。
そんな状態なのにのんびりと遊びまくってもいいのかと思い、
どんどん自分を追い込んでしまいました。
その時に友人が「今は仕事のことは全部忘れて、思いっきり羽を伸ばそう」
と言ってくれたのです。
つまりは病気になってしまったものはしょうがないんだから、
とにかく自分にとっての負担を全部とっぱらおうということだったのです。
うつ病発症初期段階に、私を一人にせず外へと連れ出して
気分転換とリハビリを兼ねて行動をしてくれたのかもしれません。
どうしてもうつ病になってしまうと、家にこもりがちになってしまいますが、
気の許せる友人が一人でもいるなら、おもいきって連れ出してもらうことが大事だと思いました。
外部とのかかわりを遮断してしまうと、病気もよくならないし、
自分自身でネガティブな方向に持っていこうとします。
以前通りに友人と遊ぶ約束をして遊んでしまいましょう。
知らない人とやりとりすることは正直しんどい状態なので、
その点に関してはできるだけ友人にサポートしてもらいましょう。
うつ病は一人になることが一番危険なのです。
なるべく二、三人でいるようにすると体力的・精神的に疲れずに済むと思います。
もしかすると「うつ病だから…」と、以前みたいに接することができないと思ってしまいがちですが、
逆にその優しさがうつ病の人の負担となっています。
腫れものに触るような接し方ではなく、いつも通りに接していくことが大切です。
注意点としては感情的に怒ったり、指摘をしてあげたりしないことです。
特に親の場合はより負担となってしまうので気を付けてください。
新卒でも職場環境や自分自身のメンタルの強さによって、
うつ病になってしまう人は多いと思います。
私もその中の一人でした。
しかし、大切な友人に出会えたことでうつ病を完治できたのです。
友人との日々のコミュニケーションが大切になってくるので、
友人をこれからも大切にしていこうと思います。