まずは、私が鬱になるまでの経緯を書かさせていただきます。
私は、システムエンジニアをしておりました。
人出が足りないという事で、プログラマーも何でもやっていました。
私は、独立して会社を設立して自分ありの考えで会社を運営したいと考えていました。
その為には、人脈は、もちろん、スキル、営業のスキルを身につけたいと思って、頑張りました。
毎日、終電で帰宅するのですが、3、4時間の睡眠で、目標に向かって仕事をしていました。
私は、独立の第一歩として、会社を辞め個人事業主となり、フリーランスでやっていました。
その当時は、ちょうどITバブルという急成長していた頃で、1人あたり、3人分の仕事を受け持つ状態でした。
人脈を手に入れたい気持ちがあって、1ヶ月休みが1日という日や、
徹夜2連チャンなど無理な仕事をしていました。
それからまもなく、電車の中で、頭痛、吐き気、尋常ではない動悸と腕と足の痙攣で、
電車を降りてベンチで座っていました。
正直、このまま死んでしなうという感覚でした。
15分位で、収まっていたので仕事を続けていました。
その後、仕事もどんどん後半になりさらに忙しくなりました。
後でしったのですが、その時点でパニック障害という病気だったそうです。
私はこの発作がわからなくて、近々、死んでしまうのでは無いかという恐怖がどんどん膨らみ、
会社に行くのが困難な状態になりました。
私は仕事を優先していたので、行けない日は電話で対応しておりました。
ある日、なんとなく我に帰った時、なんでこんなに命をかけているのか?
死にたいのかがわからなくなりました。
感情のコントロールがあまりできなくなり、仕方なく心療内科に行きました。
そこで、結果は、パニック障害のストレスと仕事のストレスがダブルで来て、鬱傾向にある事がわかりました。
カウセリングと薬での治療が始まりました。
関係会社からは、無理の無い程度で職場に来てほしいと言われ、
何とかそのプロジェクトが終わるまでできる範囲で出社しました。
心療内科の先生には、一度、ゆっくりと療養できる時間を作った方が良いとの事で、
仕事を休止し、治療に専念しました。
今は、薬は必要ですが、仕事に復帰出来ています。
本題の鬱の人との接し方ですが、いつも通りが一番嬉しいです。
気を使われると、精神的に凄く敏感になっていますので、すぐに気が付きます。
それがまたショックで有り、プライドがズタズタになります。
いつも通り接してもらう事が一番良いのですが、頑張れという言葉はキツイです。
どうしてかというと、病気の戦いの中から最大限頑張って、職場復帰しているからです。
気持ち的には「今、十二倍に頑張っているのに、私は頑張って無いのか?
みんなには、頑張ってない様に見えるのか?」という気持ちが生まれて、無理をしてしまいます。
これも、病気を酷くする要因になります。
後は、尋常ではない位の、マイナス思考になっています。
自分に全く自身が無い状態です。
皆さんや、家族に病気を理解「こういう病気だ」と理解してもらえるのが、一番です。
忙しい時でも、マイナス思考なので、自分はサボっているのでは無いか、
とか仕事が向いていないとか、絶望に向かっていきます。
後は、病気の苦しみをわかってもらうことは避けたいです。
この病気の苦しみがわかるという事は、本人もこの病気になったという事になるからです。
ですので、ぎりぎりに距離を取り、普通に接してもらえるのが、一番うれしいです。