うつ病になるとイライラしたり、
やる気が出ないなどの気分の不調と不眠や
体がだるいといった体の不調が現れてくるようになります。
うつ病の治療で重要なことはしっかり休養をとることが大切です。
初期の頃は脳の中で感情を上手くコントロールできないことが多く、
判断力や物事に対しての処理能力が低下してしまうため、
不安な気持ちばかりが強くなって悲観的なことばかり考えがちです。
抗うつ薬などの薬物治療を受けながら、
睡眠などを十分にとり体を休めることを第一に考えるようにします。
また何もしない、何も考えないという過ごし方も大切です。
怠けているのとは違い、何かをしたいと自然に思えるまでの大切な期間なのです。
症状が落ち着き和らいでくると体調も徐々に回復し、
物事への関心がわいてくるようになります。
そうなった時にはやりたいと感じることを無理のない範囲で行うことです。
ただし回復期には、調子のいい時と悪い時の差が大きいため、
やり過ぎるとかえって症状が悪くなることも多く注意が必要です。
回復期の過ごし方は、やらなければいけないという義務感や、
これまでできなかった分を取り戻さなければいけないなどの焦りから動くのではなく、
無理のない予定を立てて毎日を過ごすことです。
また過去のことは考えないようにすることもポイントです。
これはとても大切なことで、今のことに集中することが回復を早めてくれます。
人間の脳はずっと同じことを繰り返していると疲れます。
適度なところでの切り替えをすることです。