うつ病の方との接し方、それは「いつも通り」

うつ病を実感する時間を長く経験し、今となって私が思ううつ病の方との接し方。

それは「いつも通り」を心がけることです。

 

うつ病に陥るきっかけや症状は人それぞれですが、陥ってしまうと何もする気が起こらない・

何に対してもネガティブに捉えてしまうというケースが多いようです。

そのため、励ますつもりで「あなたならもっと頑張れる」や「もう少しだけやってみたら」と言ってみても

『もうこれ以上頑張れない』『逃げ出したい』となってしまいます。

 

また、そっとしておこうと思い部屋に1人にしたり、話しかけないでいると

『どうせ自分なんていないほうがいいんだ』『誰も相手にしてくれない』となってしまいます。

かと言って、腫れ物に触るように、気を遣われるとこれまたうつ病の方は申し訳なく感じ

『自分さえいなければ迷惑かけない』等となってしまいます。

 

うつ病の方は、わざとこのような考え方をしているのではなく自然にこのような考えに至り、

自分でもコントロールできずに辛くなりどんどん悪循環な迷路に迷い込んでしまう

―これがうつ病です。

 

健康な人同士でもお互いのことを分かりあうことはできないのですから、

うつ病の方のすべてを理解して接していこうというのは無理な話です。

なのですから、うつ病の方と接するからといって構える必要はなく、挨拶したりたわいもないことを話したり…

こんな「いつも通り」がお互いにいい関係で過ごす秘訣なのではと思います。

 

そして忘れてはいけないのは「目は離さず」。

「いつも通り」が一番と言っても、何か変化がないかと気遣うことは家族や友達でも一緒。

自分を見てくれているという実感は、誰もが安心します。

また、うつ病は薬を飲めばすぐ治るという病気ではありません。

あまり様子に変化を感じず焦りや憤りを感じるかもしれませんが、

だからこそ気長に付き合っていくためにも、何事もポジティブに捉えることが大切だと思います。

 

例えば、「天気が良い日悪い日で行動範囲が変わるのは、実は怠けているだけ?」ではなく

「天気の良い日に動けるだけでもいいね。誰だってお天気の方が気持ちいいもんね。」という感じで。

 

うつ病の方と接していくのは、容易なことではありません。

私も身をもって実感しています。

いつも、この先どのように接していけばいいのか、

毎日浮かない顔で過ごしているのを見ると自分まで気分が落ち込んでしまう…等、

こんな気持ちの繰り返し。

うつ病になった方が自分にとって大切な人であればあるほどこの思いは強くなると思います。

 

でも、せっかく一緒に過ごしていく時間なのですから、

辛く思う時間よりもかけがえのない時間のほうが少しでも増えていくよう、

上手に付き合っていけることを願っています。

回復までに時間はかかるかもしれませんが、きっと先を照らす明かりは近くにあります。



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