私は2007年にうつ病と診断され、9年間心療内科に受診しています。
1度大きな自殺未遂をしたこともあり、精神科病院に2か月入院したこともあります。
最近ではテレビで見るような軽いうつ病の人ではなく、
重度のうつ病の人を目にしたりそう言った方々と親しくさせていただくことが増えて
感じたことを率直に書きたいと思います。
テレビで見ないような重度のうつ病の人は医師から就労を禁止されていたり、
デイケアと呼ばれる施設や作業所と言う所に通っていたりします。
重度のうつ病の人でも病状が安定している人ならば良いのですが、
季節の変わり目など体調を崩す人は一定数いるので、
彼らは突然、夜中に私に電話をかけてきたり泣き出したりする人が多いです。
また急に死にたいとか、自殺したいとメールやLINEが来ることもありますし。
中には日常的にオーバードーズをしていたり、深い所まで達するようなリストカットをして
病院で縫合をしてもらうことを日常的に行っている人も見受けます。
重度のうつ病の人と接するのには労力を感じ、また友達とは言え
無償で相手の相談に乗ったり世間話を聞いたりすることに疲れを感じることもしばしばあります。
彼らは昼間であろうと夜中であろうと、突然、死にたいとかこれから自殺をするとか、
オーバードーズをして何とかと言う薬を何百錠飲んでしまったなどとメールやLINEが来ることがあります。
そのような時でも私たちは決して諦めずに相手の話を良く聞き、問題点を探ること、
そして相手に何が足りないのか、何に困っているのか、
病状はどのような感じなのかを突き止めることが必要です。
私たちは精神科医ではありませんが、同じうつ病の仲間です。
ある程度、相手の困っていることから自分の症状や経験に似ているようなことはないかなどを探っていきます。
中には1つや2つ自分にも当てはまることがあるかもしれません。
相手の気持ちを思いやり、相手の話を1時間でも2時間でもかけて聞いてあげることが大切です。
それでも相手はこれから飛び降りようと思いますとか、首を吊ろうと思っていますと言ってきます。
それでも私たちは相手の話をさえぎったり、疲れて来ても電話を切ったりしてはいけません。
重度のうつ病の人は見捨てられたと思ったら、本当に自殺をしてしまうかもしれません。
何度、彼らに振り回されたとしても相手のことを本当に友達だと思っているのであれば
相手の話を深く聞いてあげることが大切だと私は思っています。