親の無神経な言葉

うつ病になった本人に早く立ち直って欲しいと、家族は願います。

そして、本人によかれと思って命令したり、励ましの言葉をかけたりします。

でも、ときにはそれが治療の妨げにもなることもあります。

 

例えば、「ずいぶん休んだのだから、いい加減学校へ行ったらどうだ」

「人生は辛いものだ。お前だけが辛いわけじゃない。」

と、きまぐれにありきたりの説教をして子どもを追い詰めてしまう親がいます。

 

また逆に、「病気なのだから仕方が無い」と過保護になる親もいます。

これは心配しているようでいて、実は本人のやる気をそぐ結果にもなります。

うつ病で休学していた子どもが、うつ病を自分で克服し、学校に通えるようにもなったところに、

「お前はまだよくなっていない」と無理やり学校を休まされるといったケースもあります。

 

また、「うつ病の子どものことはよくわからない」と自分の子どもから逃げようとする親もいます。

そして、距離を置いてしまっているために、本人が何を必要としているかわからず、

ますます無神経なことを言うようになっていきます。

 

しかし、気分が落ち込んでいて、一番辛いのは、

落ち込んでいる本人自身であることは間違いありません。

「こんな調子では、将来どうなってしまうのだろう」、といった不安が、

うつ病の辛い気持ちに加えて、さらにストレスになります。

 

こんなとき、周りの家族は、辛くなっている本人を助けてあげられない自分自身に

耐えられなくなったことからくるイライラや不安などを、困っている本人に、

「そんなにマイナス思考で落ち込んでばかりでどうするんだ」とついぶつけてしまいがちです。

 

こうした無神経な言葉や、価値観の押し付けというのは、病気になってから

始まったことではないでしょうが、それが病気になる大きな原因ともいえるかもしれません。

 

相手の希望や考えを聞こうとする姿勢を持つことが、うつ病の人と接する上では大切になります。

 

最後に、薬を飲んでいる期間はあくまでも治療中です。

症状がだんだんと改善されてきたとしても、「もう大丈夫そうだよね。」、「このくらいできるでしょ。」

などと、患者の心身に負担をかけるような要求をしてはいけません。


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