うつ病は、接し方によっては早期発見により早期の治療が出来ます。

ひとくちに「うつ病」と言っても、ひとくくりには出来ません。

患者さんそれぞれに発症した原因も異なれば、症状の程度も一人一人違います。

 

まず、うつ病は予防できるとも考えて下さい。

概ね発症の元となるのは、何か精神的に大きなダメージを受けることによるものなのですから。

 

身近な方の死、離婚、また大失態とは例えば死亡事故を起こしてしまったとか、

仕事での大きな取引のチャンスが自分のせいで失敗に終わってしまった

というような大きな罪悪感に苛まれたときなどです。

そんな状況に直面してしまった方が近くにいらっしゃれば、ぜひ注意深く見ていて下さい。

必ずサインが出ますから。

 

当然、落ち込む事は誰にでもありますが、

うつ病を引き起こすような落ち込みは日常のちょっとした落ち込みとは比較の対象になりません。

 

実際に私の身近にも死亡事故を起こしてしまった人がいます。

普段から人一倍明るい性格の方ですが、

死亡事故を起こしたとなるとさすがに人前には出れなくなってしまいますよね。

そんな時にそばにいて支えてあげられるのは家族の皆さんしかいないのです。

いくら普段は明るい性格でも気分は当然落ち込みます。

 

その方のご家族はちゃんとサインに気が付いたのです。

落ち込み加減が尋常でなかったようで、すぐさま心療内科に連れて行かれ、

医師に状況を説明すると、その時点で既に軽いうつ状態と診断されたのです。

がしかし、うつ病のような精神疾患に関わらず、

どんな病気でも予防や早期発見は大切であるように、

その方も早期発見という事で、すぐさまという訳にはいきませんでしたが

早いうちに元気になり気持ちの切り替えも出来て、元のように明るく頑張っています。

 

このように、サインに早く気付いてあげる事が、早期発見・早期の治療に成り得るのです。

一番近くの家族の方や、普段から強い信頼関係にある方が慎重に接してあげることによって

最善の結果が生まれるという訳です。

 

でも、注意しなければいけないのは必要以上に監視の目を光らせない事です。

心に傷を負ってしまってるのですから、あまり敏感になりすぎるのも、

プレッシャーとなり逆効果となってしまう恐れもありますから。

出来るだけ自然に、でもしっかりと見守ってあげて下さい。

症状が重くなってしまった患者さんに対しても同じです。

 

もちろん患者さん本人はもがき苦しんでいますが、必死に戦っています。

優しく見守ってあげる、そして大切なのは病気に関して十分な知識を身に着け、

患者さん本人を理解してあげて下さい。

 

精神疾患の方々は、口をそろえて悩みを訴えます。

うつ病をはじめとする精神疾患は、実際に症状が目に見えませんので、

なかなか周囲の理解を得ることが出来ないというのが一番つらい事だと。

 

患者さん自身が辛いときは、本当に辛いのです。

調子が良いときもありますので、その落差も不思議に思わず

有りのままを素直に受け止めて、信じて理解をしてあげて下さい。

それだけで、どれほど患者さんの心が休まるかという事に気付いて下さい。

 

なかなか難しいとは思いますが、患者さんは皆さんがどんな目で

自身の事を見ているのかという事をちゃんと感じ取ってくれます。

お互いの心が通じ合うことが何よりも大切だと考えながら患者さんに接してあげて下さい。



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