これは自分自身が体験したことを元にしているのですが、
私は仕事を解雇されたことが原因でうつ病になりました。
大学を卒業後、学習塾に就職した私は初めてのオフィスワークに戸惑いながらも仕事を続けていました。
仕事量のことで上司の行き違いになり、仕事を回されなくなり、嫌がらせを受け、
ついには解雇通告を受けてしまいました。
それまでもうまくいかないことが続いていたため、それ以来私は社会に出られなくなってしまいました。
うつ病を患っていた当時のことですが、食事ができず、体重は8キロほど痩せ、
外に出ると後ろ指を指されるんじゃないかと疑い、気持ち悪くなり、
部屋から出られなくなってしまいました。
さらにはボールペンが握れず、「間違えたら辞めさせられる!」と常に叫んでいました。
心療内科に通っていたのですが、一向によくならず、
セカンドオピニオンということで別の病院の診察を受けることになりました。
そこでは月1回の診察と週1回のカウンセリングが義務付けられており、
私も薬を飲みつつ、診察とカウンセリングを受けました。
特にカウンセリングでは自分の生い立ちやネガティブな考え方を探り、
後半にはその考え方の原因からどう立ち直るかを検討し、実践していく計画を立てられました。
私の場合ですが、生い立ちから現在まで自分で自分のことを認めていないことに気づきました。
結果が全てだと思っていたからです。
しかし結果が全てではなく、結果までの過程も評価に含まれることを指摘され、
それからどんどん回復していきました。
仕事復帰にあたってはまず簿記3級を取得すること、
そしてパソコンのスキルを身につけるため、エクセルを片っ端から勉強していきました。
そして社会復帰の前段階として3ヶ月限定の臨時職員を2回行い、最後には大手に就職することができました。
そこでは4年半働き、そこで出会った方と結婚し現在暮らしています。
もしうつ病をわずらっている方が近くにいましたら体験したことからですが、次のように接するとよいと思います。
まずは依存されないために近づきすぎず、距離を持つこと、
そしてもう1つは何か1つでもできることがあったら褒めてあげることです。
おそらくうつ病を患っている方にとっては周りが見えていない状態が続いているかと思いますが、
必ず味方はいることを伝えることが大切です。
またうつ病から仕事復帰にかけては目標を具体的に上げ、
それを行う為には何をしたらよいか具体的にノートに書いていくとよいと思います。
除々にクリアしていくことで自分自身の自信にもつながりますので、確実に仕事復帰につながると思います。