うつ病を体験した私が考える接し方

かれこれ5年前、うつ病にかかりました。

当時、大阪で化学メーカーに勤めていました。

特別忙しい職場ではなかったのですが、上司の対応が非常に厳しかったのです。

理不尽な説教は毎日ありましたし、周りに人がいる中で何時間も立たされて

罵声を浴びせ続けられることもしばしばでした。

毎日職場へ行くのが嫌になり、食事は喉を通らなくなりました。

ついには平日朝になると、トイレに駆け込み胃液を吐いてました。

 

このままではまずいと思い、心療内科に行きました。

100問程度のアンケートをするのですが、9割以上が後ろ向きの答えになり

自分でもうつであることを実感しました。

あまりにひどい状況だったので、医師は私に精神科へ行くことを勧めました。

精神科には二週に一度通い、30分程度私から医師に今の気持ちをひたすら語ります。

今どういう症状があるのか、何がつらいのか、どうすればつらいことを避けられるのか

といったことを話していると、その場はだんだんと楽になっていきました。

でも、次の日にはすぐに気分が落ちてしまいました。

 

うつ病になっても私は休職しませんでした。

後輩が入ってきたばかりで教育係をしなければならず、私が休めば後輩に迷惑をかけてしまうからです。

根本の原因である職場から離れることが難しく、うつ病の改善がなかなか進まない中で、

私が心の拠り所としていたのは二人の友人でした。

二人には私がうつ病になってしまったことを明かしていましたが、

彼らは全く意に介さないように今まで通りの付き合いを続けてくれました。

普通なら、うつ病患者には気を使ってしまうものです。

実際、職場で罵倒する上司とは違う上司に相談したのですが、

それ以後はれ物に触るような態度で接してきました。

それが悪いわけではなく当然そうなると思っていましたが、

実際にそのような態度でこられると、自分がうつ病であることを強く意識せざるを得なく、

治さなくてはという焦りがより強くなり、結果として悪化していきました。

二人の友人が今まで通りに接してくれたことは、

自分自身が今まで通りでいいと思わせてくれるようで非常に安心感がありました。

 

後から聞いたのですが、二人は私をうつ病から治すために様々な文献を調べた上で、

私に一番合う解決法を探してくれたとのことでした。

うつ病と一口に言っても、人それぞれ症状や解決法が違うものだと私は思っています。

一般的な解決法が必ずしも全員に合うとは限りませんので、いろいろと試すことが大切かと思います。

そして、私の場合は友人でしたが、親兄弟、医師、先輩、後輩と周囲の誰かの助けが必ず必要になります。

どうしても一人で解決したくなりますが、周囲の人々の助けを借りることも大切です。


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