うつ病の人との接し方

昔の勤め先の同僚が、うつ病でした。

私より5歳くらい若い人で、とても頭のいい人なのですが、

いつも幻聴が聞こえると言って、常に不安がっていました。

私たちには何も聞こえないのに、その人だけに「見てるよ」「見張ってるぞ」と聞こえるそうで、

うつ病がよくわからない私たちは対応に困りました。

 

うつ病になるきっかけを聞きましたところ、学生時代にいじめがあったのだそうです。

成績優秀のその人は、市内でもトップクラスの高校に進学したのですが、

その高校に落ちた友人や、妬みを持った人たちからの誹謗中傷に耐えかねて、

せっかく入った高校をドロップアウトせざるを得ない状況に追い詰められたそうです。

実際にいつも見張られたり、いやがらせやいたずらをされたみたいです。

それを聞いた私は素直にかわいそうだと思えました。

 

アルバイトとして入ったその人は、仕事は精一杯頑張っていました。

心のリハビリのために、アルバイトを始めたと話していました。

しかしやはりびくびくしていることが多く、話す内容もネガティブなことばかりなので、

同僚たちが気味悪がって近づきません。

 

私は興味本位な気持ちもありましたが、

自分と話すことで、うつ病から抜け出せるきっかけを与えてあげられるのではと、

わりと積極的に話しかけたり、話を聞くようにしていました。

それから徐々に私には心を開いてくれ、笑顔も見せてくれるようになりました。

 

うつ病患者は、否定をされたりするとよけい弱ります。

話を聞いてあげると、安心します。

 

「頑張ってね」はイケナイと言われていますが、時と場合によります。

頑張らなきゃならないときはやっぱり「頑張って!私も手伝うから」と言ってあげることも大切です。

頑張って一緒に何かを成し遂げたり、

仕事への情熱、責任感を持つことでその人は元気になっていきました。

 

もともとできる人なので、能力は高いのですから、

人格を認めてあげることで、本来の自信を取り戻し、

積極的に率先して仕事をしてくれるようになりました。

明るく変化していくと、まわりも認めますし、今まで遠巻きに見ていた人たちも近寄ってきてくれます。

 

職場で必要とされ小さくても人間関係を築くことで、人間不振も改善されていきました。

まだ若いその人は、その後仕事をやめて高校へ入り直しちゃんと卒業し、大学へも進みました。

立ち直ることに成功したのです。

 

このとき接し方を間違えていたら、もしかしたらうつ病から抜け出せなかったかもしれません。

そうではなくて良かったです。


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