うつ病から復職してきた人の気持ちは

うつ病の社員が、明日から復職するとなると、

周りの人は特別なことをする必要のないことは分かっていますが、

どう接していいのか、言ってはいけないことがあるのかなど気になるこが多いと思います。

 

そこで、実際にうつ病で1年休職して復職した経験のある私から感じたことをお話します。

 

まず、復職初日ですが、復職する身にとって、一番緊張するのが初日です。

そんな緊張の中でかけてもらった、ありがたかった言葉は「待っていたよ」の一言でした。

長く休んでいると不安なのは、私がいなくても仕事が回っていたわけですから、

復職しても自分の居場所はあるのだろうかということです。

そんな時に「待っていたよ」は、「ああ自分の居場所は残っている」と安心させてもらった言葉でした。

 

また、休職明けはしばらくお試し出社なので、

あまり負荷のかかる仕事は頼まないようにとされていますが、

暇を持て余しているほど気を使うことはありません。

長く休んでいると、働けることが、とてもありがたく感じるものです。

 

私の場合は、長く休んだ恩返しをしなくてはと思っていましたから

「単純作業でもやりますから遠慮なく言って下さい」と言いました。

出来ないことを「これこれ、こういう理由で出来ません」と答えられるようになるのも、

復職訓練の一つですから過度に遠慮する必要はありません。

 

よくあるのが、歓送迎会などの飲酒の席に声をかけていいのかです。

声をかけたら負担にならないかと心配になるという気遣いもありますが、

やはり職場の仲間として声はかけてもらいたいです。

服薬中で飲酒を禁じられていたり、不眠の方は夜遅くなって生活のリズムを壊したくない人がいますから、

誘っても断られるかもしれませんが、療養中は気を悪くしないで下さい。

 

それから止めてほしい事もあります。

「なぜ会社を休むことになったのか」

これは聞いてほしくありません。

 

なぜと言われても、理由は一つではなく複雑な場合もありますし、

そこには思い出したくないことが、たくさん詰まっているからです。

また治療のことや、休職中に何をしていたかなども聞かない方がいいです。

 

最後に、NGワードですが、「営業部のTさん、またうつが再発して休んだらしいよ」とか

「忙しくて休みもとれない。俺もうつ病で休みたい」など、

こんな軽口を聞くと自分のことを言われている気持ちになります。

悪気のないことは理解できるのですが、心が弱っている時には、グサリと刺さる言葉です。

 

理解してほしいのは、うつ病になったからと言って、人格や性格が変わったわけではありませんし、

仕事の能力が落ちたわけでもありません。

よそいきの言葉や接し方をする必要はありません。

みなさん会社員である以前に、社会人であり、人の親だったりするのですから、

大人として良識ある行動をしていれば、うつ病の人だけでなく、

障がい者また女性社員に対しても優しい隣人で居られるはずです。



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