うつを発症した周りの人が出来る事

外資の人事に勤務していた際、うつ病を発症した方に何人も接する機会が有りました。

仕事のストレスから症状が出た方、職場の人間関係に悩んでうつ病を発症した方と等、

様々な方がいらっしました。

 

精神的疾患に関して専門的知識は有りませんので、あくまで個人的な経験則ですが、

人それぞれ抱える事の出来るストレスの量は決まっていて、

発症する方は、ストレスを溜める事が出来る器が小さいのだと感じました。

 

器が小さいから悪いとか器が大きから良いとか、そう言う事を申し上げたいのでは無く、

自分ではどうしようも出来ない領域が有ると言いたいのです。

 

もともこも無い事を申し上げますが、器の大きさは持って生まれたものによるところが大きいと感じます。

もちろん後天的に器を大きくする事は出来ますが、それこそ本人のかなりの努力が必要です。

 

一番辛いのはもちろんうつを発症してしまった人でしょうが、

関わりを持ち接する必要のある人たちも、それなりに辛い経験をする時期となります。

 

発症してしまった方は、内に籠ってしまう方と、矛先を他人に向ける方に別れる場合が多かったです。

内に籠ろうが矛先を他人に向けようが、共通しているのは、

他人の言動に異常な程過敏になり、他人の意見を受け入れる心の余裕等全く無く、

被害妄想の塊になるという点です。

 

ひどい事を言う様ですが、会社としては内に籠って自主的に退職頂けた方が有難いのですが、

自主退社する人であっても、必ず負のオーラを撒き散らし、職場雰囲気を悪くして去って行きます。

うつを発症したのは会社側に非があると安全環境義務違反を盾に、様々交渉してくる人もいました。

 

一番厄介な人は、「こうなったのは全て自分以外に責任がある」と考える人でした。

自分以外に責任を求めるので、他人に異常な程、攻撃的になり、人を執拗に責める様な人もいました。

その態度こそが、より一層本人を孤立させ、職場で孤独を生み出し、悪循環となり、

人言関係を改善する事は有りませんでした。

 

うつを発症した人が、職場復帰する法整備も推進されているので、

企業側もそれに沿って、社内規則を運用しますが、なかなか復帰が上手くいく事は有りませんでした。

 

あくまで個人的な経験則ですが、

うつを発症するのは、職場環境だけで無く、個人が抱える複合的な問題が融合されてしまい、

個人が持っているストレスの器の容量を超えてしまうのだと思います。

 

うつを発症した人と接する時、私達が出来る事は、相手を否定しない事だけです。

また、うつを発症する人達は自分達とは交わる事の無い対岸にいて、

お互いの間には幅広い川が流れている等と言う勘違いを捨てる事です。

うつを発症する人達と私達の間には歩幅一歩の違いも無いと認識する事です。



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