大切な人がうつ病にかかったら

うつ病は一般的にもよく言われている通り、完璧主義者やまじめな人、

自分の感情を表に出すことが苦手な人がなりやすい病気です。

そしてひどい鬱の時には「自分はなぜ生きているのだろう…?」

「私には生きる価値なんてないんだ…」

などといった自殺に繋がりかねない自己嫌悪に陥るのです。

 

そういった状況から改善するために大事なことは何か?

やはり家族や恋人、友人達のサポートです。

鬱が深刻な状態ではベッドから起き上がることすらできない、人と話が出来ない、そんな方も多くいます。

そのような状況の時、本人はヘルプのサインすら出すことが出来ません。

しかし誰かの助けが必要であると心では思っているのです。

 

どういったきっかけで鬱になるのか?

それは人それぞれ異なります。

会社や学校で人間関係がうまくいかない、いじめにあっている、大切な人の死、失恋、

気候や季節によって起こる方もいます。

深刻な状況になる前に周囲の人々が異変に気付き救うことができればベストですが、

時間が経ち闇が深まるほど、本人の自己嫌悪は増していきます。

しかしどんな状況になっても生きている限り手遅れなことではないのです。

 

まずは本人の意欲や、可能性を伸ばしてあげましょう。

人は誰でも何らかの趣味や好意の持っているものが存在するのです。

その本人の個性を伸ばす手助けをしてあげてください。

仕事として目指す形、趣味として楽しんでいく形、どういった形でもよいのです。

絶望感を感じているうつ病の方に「たのしい」という感情を引き出させてあげることがキーポイントです。

 

もちろん新しい可能性を与えてあげることも有効です。

例えばインドア趣味の家族がうつ病になってしまった際、

少し調子が良さそうな時にハイキングに誘ってみるなど、

本人が今まで経験したことのない状況を与え、新しい期待を持たせてあげることはとても効果的です。

 

うつ病の方は少し前進し始めたときに、また一度失敗をしてしまえば

「やっぱり私はダメなんだ…」と再び自己嫌悪のスタートラインに戻ってしまいがちです。

 

私が以前に聞いたお話で感銘を受けたものがあります。

多くの人間は勝ち負けを考えたときに、「勝ちたい」という思いで勝つための努力をします。

しかし人間は勝ち続けるという状態を保つのはとても難しいことであり、多くのプレッシャーが襲います。

しかし考え方を変えてみてはどうでしょう。

「負けない」状態を保つのです。

勝とうとすると攻撃的になりますが、とにかく負けないと考えることは受け身で冷静でいられるのです。

これはうつ病の方にはとても効果的な考え方です。

 

例えば「勝つ」の視点の場合、今日はここまで勉強しよう!と決めてうまくいかなかったら、

あぁやっぱり自分はこんな事もできないいんだ…のサイクルに入ります。

「負けない」の考えであればうまくいかなかった場合においても、

「今日は目標ページまでいかなかった、でも3ページも進められたじゃないか」

(勝てなかった、けれど負けてもいない)という思考に変換できます。

自尊心を高めてあげることは重要なことです。

 

最後にうつ病の方、そして周囲の方々に大切にしてほしい気持ちは、

うつ病を乗り越えるぞという考えばかりを考えるよりも、

自身の人生を楽しんでやるぞといった気持ちをぜひ持って毎日を過ごしてください。


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