友達なら普通に接してほしい

私がうつ病を発症してからというもの、友達をほぼ全員失いました。

自分が不安になることが多いので、どうしても友人にアドバイスを求めたり

頻繁に連絡を取ったりすることを疎ましがられたのが原因だと思います。

 

時には夜中に「死にたい」と電話したこともありますが、

ほとんどは普通に世間話をしたり、映画に行ったりしたかっただけです。

それでも何か事が起きてから責任を取らされるのが嫌なのか、

電話にも出なくなり、最後には電話番号を変えられたりして音信不通になってしまいました。

 

あれからもう10年以上が経ちますが、私が一定回復して

うつ病を煩った人を職場でフォローする立場に立ってみて、

避けられたり無視されたりすることが患者にとってどれほど辛いことで

病状を悪化することなのか実感してみて、

彼らが私に取った態度は友人としてあるまじき行動だと痛感しました。

 

職場の人間関係では隣に座る同僚ですらライバルであり、

業務命令でもないかぎり親身に接したり、顔色を常にチェックしたり、

ましてや行動をフォローする必要はないのですが、

友人関係ではすべてが損得抜きの付き合いなので、

本当に友人のことを心配しているのであれば月に一度でも話を聞くくらいのことはできたはずです。

 

私の友人たちがそうではなかったのは、発病までの私の行いが災いしているのかもしれませんが、

一般的に友達がうつ病になってしまったら、「辛いね。話聞こうか?」

と接してもらえるだけで患者は落ち着くことが出来るのです。

 

よくうつ病患者に対して、「頑張れ」とか「気の持ちよう」と励ますのは厳禁だと言われるので、

患者にどう接したらいいか悩んでしまい、関わり合うのを恐れて、

結果的に距離を取りたくなる気持ちは解らないでもありません。

でも、友人のことを思うのなら、そしていつか自分もうつ病になるかもしれない、

と考えたら距離を置いて逃げ出すことは人として取るべき態度だと思えません。

 

患者はそれまでと違った話しぶり(悲観的になる。自殺をほのめかす。逆に大げさな話をする。)

を取るかもしれませんが、そこは正直に接すれば決して無茶苦茶な対応が帰ってくることはありません。

悲観的なことを話されたら、「そんなことないよ」

自殺をほのめかされたら無理な励ましをしないで、

「そんなにつらいんだね。体験してないからわからないけど。」

妄想に近い話をされたら、「それはありえないことだよ。」と普通に答えを返してあげらばいいんです。

 

最後にうつ病になった友人がいる方は、患者の辛さを思ってあげて下さい。

それで充分です。



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