まさか私が鬱病に?

私は自他共に認める真面目で努力家、明るい性格でした。

鬱病患者が増加していることについて報道されても

「私には関係ないわ」と気にすることもありませんでした。

しかしその私がまさかの鬱病になってしまいました。

しかし今思い返すと、この「真面目で努力家」という性格は鬱になりやすいタイプだったのだと思います

 

10年程前、私は会社員でした。

職場で経理事務を担当していた時、同僚が産休に入りましたが、欠員の補充はされませんでした。

結果、少ない人数で仕事をこなすことになり、明らかに過重労働でした。

 

同時期に上司の異動があり、威圧的で自己流のルールを押し付けがちな上司の下で働くことになりました

普段は元気で明るい私ですが、毎日深夜までのサービス残業、休日出勤、

ささいなミスも許さない上司の高圧的な態度に怯える毎日に、ひどく疲れるようになりました。

 

鬱症状として始めに出たものは早朝覚醒でした。

睡眠時間が明らかに足りないにも関わらず、朝4時には目が覚めてしまいます。

しかも必ず心臓がドキドキしながら飛び起きるという目覚めの悪いものでした。

充分な睡眠が取れない毎日が続き、疲労が蓄積してしまい、悪循環でした

 

次に出た症状は焦燥感です。

何もしていないのに気が焦って落ち着かず、バスや電車を待つ間もそわそわしてしまい、

結局歩き始めてしまったことも。

リラックスしようとテレビを見ていても集中できずに止めてしまったりしました。

集中力もなくなり、仕事でケアレスミスが続き、厳しい上司に叱責され、また落ち込むことを繰り返す毎日でした。

また、何もないのに涙がいきなり止まらなくなることもよくあり、外出先や仕事先で困ることも多々ありました

 

結局私は休職することになったのですが、周りの友人は私が鬱病になったことが信じられずに

「気のせいだよ」「すぐに治るよ、がんばれ!」と声を掛けて来ました。

そして外出やレジャーに誘ってくれたのですが、これが一番辛いことでした。

真面目な性格の私は友人の行為に応えようと勧められるままに一緒に出かけたりしましたが、

かえって疲れてしまい、鬱は悪化しました。

「すぐに治るよ」という励ましも、焦る私に追い討ちをかけるようで、とても辛かったです

 

一番有り難かったことは、家族が私を放っておいてくれたことです。

朝は好きなだけ眠らせてくれて、食事を取らなくても何も言いませんでした。

不安が強くて外出できなくなった私の通院に付き添い、

涙が止まらない時は黙って背中をさすってくれました。

「何も言わず、ただ側にいる。困った時には手助けをしてくれる」。

この対応が、私の鬱病回復に大きく効果がありました

 

私は結局復職することができませんでした。

しかし今は別の会社で元気に働いています。

家族と友人の有り難さがよく分かった闘病生活でした。

そして同時に鬱病への理解が深まり、

同じ症状で苦しむ人に出会うことがあれば力になっていきたいと思っています。


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