うつ病は犯罪者?

私自身数年前にひどいうつ病を発症しました。

原因は人付き合いの下手さにありました。

 

元々友達が少なかったため、どんな人とも仲良くしようと思い、

合わない人や意地悪な人から距離を置くということを知りませんでした。

 

そのような人間関係の中で自分が受け入れられることはありません。

言いたいことが言えず、最初は眠れなくなり、

最終的には買い物に行っても小銭の計算すらできなくなりました。

どの硬貨を何枚出せばいいかわからないので、全部お札で支払っていました。

吐き気や目眩、そして長時間眠らなければ起きられない、

体の抵抗力が落ちすぐに病気になる、そんな症状が出ていました。

 

しかしその中でもやはり一番辛かったのは、

一桁の足し算すらできないほど頭がはっきりしないことでした。

正直言って、何もできません。

しかしながら、そのような状態というのは、なかなか周囲は理解できないのです。

そしてうつ病を患っている本人も周囲が理解できないことがわからないのです。

 

周囲の接し方で非常に辛かったのは、

うつ病は怠けだとかテレビなどから中途半端な情報を得た人が、

みんなそんなものだろうと勝手に判断して、

こちらの症状を一切聞くことなく、勝手なことを言ってくることでした。

 

病気だからと言って目標がないのは許されない、

〇〇は環境を変えたら鬱が良くなったから環境が原因だ、ここから出て行け、

鬱になった人間は鬱になるポテンシャルがある、そんな人に自分のところにいてもらっては困る、

等などまるで犯罪者のような扱いを受けました。

 

また、頭がはっきりしないから字が読めない、などと言っても理解されず、

君は文章力があるんだからできるはずだ!などの返答が返ってくるばかりでした。

 

当時の自分が周りにどのように接して欲しかったかを考えてみますと、

まず患者本人の話をじっくり聞いて欲しいです。

そのときに何の偏見も持たず、真っ白の状態で聞いてもらいたいです。

そして、働かなければいけないなど、不安を煽るようなことはできるだけ口にしないでもらいたいです。

金銭面などの不安要素は取り除いて欲しいんですが、逆にそれ以上のことはただ見守って欲しいです。

 

うつ病は、自分の内面の病気です。

絶対に他人には治せません。

自分で気づいて自分で修正していかなければならないのです。

だから、あまり生半可な知識でああしたらこうしたらって言われると逆に混乱してしまうんです。

 

まとめますと、側にいて何があっても自分を受け入れてくれる、

自分の味方だと思える存在がうつ病の人間にとっては一番ありがたいと思います。

 

最後に、私が当時非常に救われた存在を紹介したいと思います。

その人自身も昔うつ病を克服した人でした。

その人はどんなときも相手の気持ちをくみとろう、くみとろうとしてくれる人でした。

その自分の気持ちをくみとってくれようとする存在が本当にあのときはありがたかったです。

 

現代はみんな時間に追われていますが、うつ病の人に対しては、ゆっくりと時間をかけて、

一言一言気持ちを確認しながら対話していくことが必要だと思います。


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