うつ病の方の暮らし方、周りのフォローの仕方

うつ病になった方じゃないと、なかなかピンとくるもんではないかと思います。

では、どんなものか、ここでお話したいと思います。

 

うつ病の方は、大体精神的にスタミナ切れを起こしているので、ぐったりしています。

それはそれは救いがないくらいに。

スマホのゲームアプリできていればまだいい方です。

本当にひどい場合は、布団から出る気もせず、身だしなみを整える気もなく、ぐったりゴロゴロしています。

 

肉体疲労なら、食事などの栄養補給、点滴などで何とかなります。

しかし、精神面での疲労はどうにもこうにも休むしかありません。

食欲すら起きないですし、仮に食欲があっても、精神面のスタミナ回復には直結しませんから。

 

ではどうしたらいいでしょうか。

ある程度、患者がしゃべったりしたくなるまで放置するしかありません。

もちろん病院などへ行っていない場合は連れていく必要がありますが。

 

患者になったことがない方は、「いつまでぐうたらしているんだ」と思われるかもしれませんが、あきらめてください。

頑張りすぎると、肉体のけがで言うと筋肉の腱が切れたようなもので、精神面はボロボロです。

だいたい、緊張の糸が最後までぶちぶちと切れたようなものです。

少し回復して、ご飯が食べられるくらいになったら、ちょっと身だしなみを整えてもらって

(別におしゃれはしなくてもいいです。男性だったらひげをそるくらいでいいです)、

外の空気を吸ってもらいましょう。

できれば昼が良いです。

内容は散歩して、カジュアルなランチを食べるくらいで十分です。

日の光に当たること、外のやわらかい刺激を得ることがうつ病の回復期の方には大変有効です。

 

「そんなこと簡単ではないか」と思われるかもしれませんが、

精神的にぐったりしている方にとっては、それのくらいのことすら大冒険なのです。

そして、話をふんふん聞いてあげて、それなりに共感してあげましょう。

そうすれば、周囲の方も患者さんもいやされます。

 

正直、うつの方の話は、100%の力で聞くと重すぎますし、

うっかりきつい話をしてしまいますとフォローが台無しになります。

特に回復期にうつの方が打ち砕かれると、なまじ元気なものですから

「自殺」という一番恐ろしいことをする恐れがあります。

一生懸命サポートする必要はないですが、元気を打ち砕くようなことはやめましょう。

 

さらに回復すると、好きなことができるようになります。

これは、周りからすると、仕事や勉強をサボっているように見えますが、

心の潤いを満たして、回復に向かっているので放っておきましょう。

 

その次の段階が、勉強や仕事ができるようになる寛解期です。

ここまでくれば、またパワハラやセクハラ、モラハラなどを受けなければ大丈夫です。

周りの人は、何もなかったように接すれば問題ありません。

 

うつの方は心身共に疲れ切っているだけで、

的確な医師や臨床心理士によるセラピーと、周りのあたたかいフォローがあれば、回復します。

多少、気は使いますし、時間もかかりますが、肩ひじ張らなくても大丈夫です。

患者さんも元気になって、元通りの人間関係を周囲の方ともできる状態になれます。



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