うつ病になったとき、まわりの人がまず認識すること

「うつ病を患っている方ご本人」そして「うつ病である家族を抱えていらっしゃる方」、

大変な毎日を過ごされていると思います。

私自身、職場のトラブルでうつ病になり地獄のような日々を過ごした経験があります。

しかし今ではすっかり改善し、仕事にも笑顔で出勤し、

趣味や習い事を楽しみながら充実した毎日を過ごしています。

そんな私の経験が悩まれているみなさんにとって少しでもお役にたてればと思い、

この記事を投稿させていただきました。

 

最近、私の夫の職場の同僚が「うつ病」を発病しました。

はじめは夫も彼の状況を心配して、何度か自宅を訪問したり、なにかと気づかったりしていたのですが

途中から「話しているとなんだか危ない感じがするから、少し距離をおこうと思う」と言い出したのです。

これを聞いて、仕方ないと感じながらも、病気を患っている人にとって辛い現実だなと感じました。

 

例えば癌を患って、歩くことさえままならない人に

「歩けないから、少し距離をおこうと思う」とはなりませんよね。

しかし「うつ病」を患った人は「普通の人間関係を築くことができない」状態なのですが、

そのことを病気だととらえてもらうことが、イメージとしてはわかっていても、

実際には困難なのだと思うのです。

 

以前、私自身がうつ病を患っていたため、家族の病気としての経験があった夫でさえ、

この程度の認識ですので、これまでかかわりのなかった人たちに

理解してほしいと思うのが無理なのかもしれません。

 

普通ならこうするだろうという期待を裏切られると、

人間は相手に対して不信感をもったり、距離をおこうとするものです。

だから普通の人に接するように落ち込んでいる「うつ病」の人を

励ましたり、同調したり、解決したり、叱咤激励したりする。

それに対して、相手を極度に追い詰めてしまったりすると

「なんだか変な人、危ない人」とのレッテルを貼ってしまうのです。

 

まるで胃癌患者さんに勝手に胃腸薬をすすめてのませているみたいなもの。

もちろん病気は治りませんし、悪化してしまう可能性もあるのです。

 

私自身、病気の際にはただただ、すべてのことが煩わしく、

自分を苦しめるためだけに存在しているように思えました。

今思えば、たくさんの愛情につつまれていたのだと思いますが、当時の私にはまったくわかりませんでした。

 

例えば、母が心をこめて作ってくれた料理も病気で食欲のない私にとっては

「無理して食べなければならない、拷問のような食事」であり、

夫が休日に連れ出してくれる温泉旅行やドライブも

「恐ろしいストレスだらけの社会に休日でも出ていかなければならない過酷な状況」

であったのです。

相手の好意からの行動だとわかるからこそ、

断ることができず無理して笑顔を作ることがより病気を悪化される事態へとなっていったのです。

 

うつ病の患者さんにかかわるか方々は、大変だと思いますが、

まずは相手が「普通の精神状態ではない」ということをしっかりと認識していただきたいと思います。

ご自身の愛情や思いやりがまっすぐに伝わることはかなり困難だと考えるべきです。

 

そして迷うことなく専門家の指示を仰いでください。

そのうち治るだろうという甘い考えが取り返しのつかない事態を招くこともあるのです。

一刻も早く、苦しんでいるご本人と家族のみなさんに笑顔が戻る日がくることをお祈りしています。



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