親友がうつ病に。対応方法を書籍で学びました。

10年程前にとても仲の良い友人がうつ病になりました。

私が高校生の頃にバイトを始めた時、バイト先の先輩として彼女がいたのです。

それからもう10年近くの付き合いでしたから、彼女の長所も短所も理解している状態でした。

彼女も私の事はよく分かってくれているので、お互いに相談したり愚痴ったり、

気負わずに話ができる相手として、長年仲良くしていました。

 

そんな彼女も高校生2人の母となり、離婚をしてまだ1年経つか経たないかの頃だったと思います。

娘たちの反抗的な態度をはじめ、生活の変化や自分自身の今後、

理想と現実との差にいろいろと考え込んでいる日々でした。

その当時も月に一度ほどは食事をしたりしていて、彼女の悩みも聞いていたのですが、

次の月に食事をした際に彼女の口から

「これ聞いたら、引くかもしれないんだけど、先週に心療内科に行ってきたんだ」

と告白されたのです。

 

どうやら、自分でも悩みや気がかりが沢山あって、何が発端でという物が分からなかったそうですが、

不眠に悩まされるようになっていたそうです。

流石に毎晩眠れず、それでも生活の為に翌朝は仕事に向かうと言う日々が体力的にもとても厳しくなって行き、

自ら心療内科を受診し、不眠の症状や日ごろの考えなどを医師に話したところ、鬱と診断されたそうです。

 

当時の私は、『鬱』という病気に対しての知識も理解も無かったのです。

彼女の告白に、心配なのは確かですが理解し切れずに居ました。

ですが、お互いに信頼し合っている相手なので、

正直に私は鬱の症状とかを知らないいから教えてくれないか、

と聞いてみることにしました。

 

彼女は、人それぞれに細かな症状や発作の有無も違いがあるけれど、

無気力になってしまうのは共通している症状である事。

酷い場合は自殺願望まで持ってしまう病気だという事。

不眠になるか、または現実逃避として日中も夜間も関係なく1日の大半を眠って生活してしまう症状が出る事。

など、ザックリとではありますが説明してくれました。

 

その日の私は、初めて聞く症状と、初めて自分の身近な存在が鬱に罹ったことで、

まずは理解をすることに必死で気の利いた言葉も大して伝えられなかったのですが、

彼女の事が心配だったので、後日簡単そうな鬱の書籍を借りて読んでみました。

 

2冊ほど読んだと思うのですが、共通していたのは患者の話を否定するようなことはしない事。

無理に前向きな発言を投げかけない事。

先ずは同調してあげてから、分かりやすく他の意見を伝えること。

このような事が書いてありました。

 

只でさえ苦しくて、自己肯定力が著しく下がって居る相手に軽々しい言葉はご法度です。

『書籍でこう書いてあったんだよね』という事を敢えて彼女に話し、

理解しようとしているよ、と言う意思表示をしてみたり、

話せる時間は電話でも彼女の話を聞いたり、

たまにランチをしたいと言うのでお付き合いをしたり、

とにかくワザとらしくない程度に、彼女に寄り添うように心掛けました。

 

鬱は罹ってしまうと完治までに長い時間を要します。

彼女もそうでしたが、症状の軽い時期、また重くなる時期があって、

その時の症状に合わせて薬を処方されていました。

 

彼女が処方薬を必要としなくなるまで、丸3年の月日が掛かりました。

私に話す内容も、きっと吐き出したい言葉の全てでは無く、

私が驚かない様にと選びながら発言していたのだと思います。

それでも、あの頃は本当に助かったと未だに言ってくれる事がとても嬉しく感じます。

自分の対応が本当に正しいのか、私も不安でしたから。

 

あれからあっと言う間に10年が経ち、彼女には可愛いお孫さんが1人。

私にも可愛い子供が2人出来ました。

そして今でも、頻度こそ減ってしまいましたがランチに行ったり、

会えない時には電話やラインで連絡を取り合っています。

 

否定しない、同調してあげてから『そんなことないよ、』などと発してあげる事。

これは本当に鬱の患者にとって大切な事だと思います。

本音を隠す事とはまた違う、意見を言う前に

相手に対してのワンクッションを作る事を意識して接すると良いのだと思います。


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