もうこれ以上…がんばれは言わないで

うつ病の方と接するときにまず気をつけることは

「頑張れ」を言わないことです。

 

頑張れば大丈夫という無責任な発言は一番利用者さんが嫌がるワードです。

すでにご本人は頑張っています。

頑張りすぎるぐらい頑張ってもどうしようもない自分に嫌気がさしつつ、

他人から指摘されると自尊心が傷つきます。

 

私は障害者さんの就労移行支援の仕事をしてきました。

知的障害、身体障害、精神障害と様々な特性のある方が

就労するための実習の付き添いや就職活動のお手伝いをするのが主な仕事でしたが、

二次障害でうつ病になった利用者さんとたくさん接してきました。

 

知的障害でも軽度の方は作業スキルの高い方も多く、

一般企業で就職されていた方もいらっしゃいました。

 

目に見えない障害は周りにはわかりにくく、多少作業ができるとどんどん仕事を任せられます。

言葉だけでの指示が理解できなかったり、

一度に複数の指示を出されると混乱される方が多いので、

求められるスピードやレベルについていけない時があります。

 

その時に「どうしてこんなこともできないの」などと叱責を受けるといった経験が度重なると

緊張と不安でますます追い込まれてうつ病になってしまう方が多いのです。

 

最初から障害者枠で就職していたとしても、それを理解して接して下さる方ばかりではありません。

上司に接し方を伝えても現場で一緒に働く方にすれば

自分と同じ給料をもらっているのだからという思いをあります。

障害者雇用の難しい点です。

 

障害は頑張ればなんとかなるという思い込みもまだまだ世間にはあります。

知的障害は脳のどこかに傷がある状態です。

それを頑張れ頑張れで追い込み、さらにできなければ叱る

という状況が繰り返されれば精神が壊れるのも仕方ありません。

 

また身体障害の方も見た目だけで心ない言葉をかけられたりすることも少なくありません。

特に子供は無邪気に鋭い質問をすることもあります。

それ以外にも誰かの介助が必要な方は

学生生活で友人に毎回毎回世話をかけることで引け目を感じて悩む人も多いのです。

友人たちにしても自分の都合を優先したいときもあるでしょう。

 

人の善意に頼った支援は不安定です。

それをいじめと感じてうつに陥ってしまうこともあるのです。

 

うつ病の方に共通しているのはイジメが原因でうつ病になったと感じている方が多いことです。

実際にひどいイジメにあって発症された方が多いのも事実です。

感受性の強い方にとって、やればできるとか

頑張ってと言われることさえ辛いと感じることがあるのです。


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